専門診

 

Specialized Area

脊椎外科診

​脊椎外科診の特徴

脊椎外科診では初代病院長であり、日本整形外科学会理事長であった黒川高秀東大教授発案の頸椎棘突起縦割法を踏襲し、頸椎・胸腰椎には低侵襲手術からインストルメントを使用した固定術まで幅広く行っています。 
首から腰までのすべての背骨の病気(椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症とすべり症、頚部脊髄に靭帯骨化症、転移整骨腫瘍)の治療を数多く行っております。 

地域住民の皆様と密に向き合い医療を行っている近隣の "かかりつけ医" の先生方と連携を行い、保存的加療中の症状が増悪した患者さんの迅速な受け入れ対応を行っております。 

 

患者数の多い腰部脊柱管狭窄症の対しては棘突起縦割式の筋肉への損傷が少なくなる方法を選択して手術を施行しております。 腰椎椎間板ヘルニアに対してはコンドリアーゼ腰椎椎間板内注射治療の適応がある方は注射で対応しております。内視鏡手術の治療適応のある方は内視鏡を用いてできるだけ低侵襲で対応する方法を検討しております。 

 

がん診療連携拠点病院であり、多くの悪性疾患の骨転移に対する治療を行っております。 

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​外来について

脊椎外科診は金曜日午前・水曜日(第2・第4)午前に予約制で診療を行っております。学会出張や手術などのために診察医が交代する場合がありますので、予約の際に担当医(大下・江守)をご確認ください。他医療機関・かかりつけ医より紹介状(診療情報提供書)をお持ちのうえ、受診してください。可能であれば、これまでに検査されたレントゲン・MRI・CTなどをお持ちいただけますと、より多くのご説明が可能となります。 

初めて受診される方

045-949-7143

再診の方

045-949-7489

医療機関専用ダイヤル

045-949-7151

​代表的な疾患と治療法

腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症 

低侵襲手術(Minimum invasive surgery: MIS)を導入し治療しております。多くの症例は後方からの棘突起縦割式のアプローチの手術を施行しております。除圧のみで対応可能な方は開創器を用いて筋肉への影響を小さくした方法で対応しております。

 

固定を要する症例ではPLIF(posterior lumbar interbody fusion)やTLIF(trans-foraminal lumbar interbody fusion)という手技を行っております。アプローチは除圧と同様に棘突起縦割式の手技を用いて対応しております。

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【画像提供:日本ストライカー株式会社】

多椎間に及ぶ手術を要する状態ではXLIF (eXtreme lateral Lumbar Interbody Fusion)やOLIF (Oblique Lateral Interbody Fusion)と呼ばれる側方アプローチの手術を行っております。XLIFは側方経路椎体間固定術の知識を有し、学会指定のトレーニングを受講した医師のみが執刀可能であり、施設の基準もあります。麻酔科医の協力の元、術中は脊髄モニタリングを施行しながら手術を行っております。

それぞれ長所や短所があり患者さんにあわせて対応をしております。

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腰椎椎間板ヘルニア 

保存療法で十分な改善が得られない後縦靭帯下脱出型の腰椎椎間板ヘルニアに対してコンドリアーゼ腰椎椎間板内注射治療を施行しております。  

手術治療が必要な状態であれば内視鏡下腰椎椎間板摘出術(Micro Endoscopic Discectomy: MED)を選択しております。 

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椎体骨折 (Balloon Kyphoplasty: BKP)

原発性骨粗鬆症による1椎体の急性期脊椎圧迫骨折で、十分な保存加療によっても疼痛が改善されない患者さんにBKPを施行しております。

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椎体骨折 (Balloon Kyphoplasty: BKP)

頚椎椎間板ヘルニア (Anterior Cervical Discectomy and Fusion: ACDF) 

頚椎椎間板ヘルニアは保存的に治療することが多くありますが、神経症状が強いときは手術治療を要します。

当院では神経症状を伴う頚椎椎間板に対して前方頚椎除圧固定術(ACDF)を施行しております。

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頸椎環軸椎回旋位固定(Atlantoaxial rotatory fixation: AARF)

小児に多い頸部が回旋したまま戻らなくなる疾患です。希な病態であります。当院では2020年4月までで127例の治療を行ってきました。多くは保存的治療で1-2週で改善しますが、疼痛が強い場合や1-2週の保存的加療で改善が不十分な場合は入院治療をお勧めしております。 

医療安全に対する配慮 

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・脊髄モニタリング 
腰椎側方アプローチや頸椎前方アプローチ手術では術中に脊髄の状態を慎重に把握することが必要であります。当院ではそのような脊椎手術では麻酔科医と協力しながら脊髄モニタリングを施行しながら手術を行っております。 

・超音波手術機器
超音波領域の周波数で振動するチップを、組織に接触させることによりその組織に対し破砕・吸引・送水を同時に行う手術機器です。脊髄や血管組織、ガーゼや止血材料などの巻き込みの危険が少なく、より安全に手術を行うことが可能です。 
再手術症例などでは癒着のため硬膜損傷などの発生が危惧されます。当院では微細な骨切除を要する症例や難治症例に超音波手術機器を用いて手術を施行し、合併症発生の軽減に努めております。

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【画像提供:日本ストライカー株式会社】

・ハーモニック
体幹の側方からアプローチする胸腰椎移行部や腰椎の手術を施行する際には分節動脈の処理を要することがあります。当院では症例によって、超音波手術器具を用いて血管の凝固・切離を行い安全な止血処理を行うように心がけています。 

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・手術台 
脊椎の手術は伏臥位、側臥位、仰臥位など様々であります。我々はカーボンフレームの手術台を用いて手術を施行しております。X線透過のスペースが大きく、Cアームでの撮影が容易となり様々な手術に対応しております。 

・外部リンク

特定非営利活動法人 神奈川脊椎研究協会   https://kanagawa-sekitsui.jp/ 

脊椎手術ドットコム   https://www.sekitsui.com/ 

動画でみる脊椎手術   https://www.sekitsui.com/video/

関節が痛い.com   https://www.kansetsu-itai.com/

 
 
 

担当医

講師

大下 優介

昭和大学 2001年卒

【専門】整形外科一般、

    脊椎・脊髄外科

【資格】

  • 医学博士

  • 日本整形外科学会認定

   整形外科専門医・指導医

   脊椎脊髄病医

  • 日本脊椎脊髄病学会

   脊椎脊髄指導医

  • 日本骨粗鬆症学会認定医

  • 義肢装具等適合判定医師

  • 難病指定医

  • 身体障害者福祉法指定医師

  • 日本体育大学ラグビー部

   チームドクター

講師

江守 永

昭和大学 2008年卒

【専門】整形外科一般、脊椎・脊髄

    外科、スポーツ医学

【資格】

  • 医学博士

  • 日本整形外科学会認定

   整形外科専門医・指導医

   運動器リハビリテーション医

   脊椎脊髄病医

  • 日本脊椎脊髄病学会認定

   脊椎脊髄指導医

  • 日本スポーツ協会公認

   スポーツドクター

  • 難病指定医

  • 身体障害者福祉法指定医師

  • 神奈川県アイスホッケー連盟理事

  • 昭和大学BLUE WINDS

   チームドクター